原液の取り量、固体試薬の秤量値、緩衝液の作り方を、手順つきでその場で計算
濃度の単位(mol/L・mg/L・ppm など)を換算したいときは 単位換算 へ
計算式と使っている値は、下の「計算の根拠」にまとめています。
希釈しても、溶けている物質の量(物質量または質量)は変わりません。この「量は保存される」という関係から、原液の取り量を求めています。
C₁ と C₂ の単位がモル濃度と質量濃度で違うときは、分子量 M を使って質量濃度にそろえてから比を取ります(g/L = mol/L × M)。
「溶媒の量」は、混ぜても体積が変わらないとみなした目安です。エタノールと水のように混合で体積が縮む組み合わせもあるため、実際はメスフラスコで標線まで合わせてください。
目的の濃度と仕上がり量から必要な試薬の量を出し、純度で割って補正しています。
%(w/v) は 1 % = 10 g/L として計算しています。
ヘンダーソン・ハッセルバルヒ式で酸の形と塩基の形の比を決め、その比で全体の量を分けています。濃い緩衝液ほど pKa が見かけ上ずれるので、その分を補正しています。
pKa は 25 °C・イオン強度 0 の熱力学的な値(R. N. Goldberg ら, J. Phys. Chem. Ref. Data 31, 231 (2002))です。補正しても実測とは ±0.05〜0.1 程度ずれることがあり、添加した塩(NaCl など)の影響は含みません。最後は pH メーターで合わせてください。